FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

渋谷アイデア会議

鎧を脱いだ柔らかい自分に立ち返る大切さ。新たな時代に自分らしく生きるには

「FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる!固定観念にとらわれない生き方とは?」
11月10日(木) 10:15-11:00
<登壇>
神田沙織(株式会社wip 取締役 拡張家族Cift メンバー)
石川あゆみ(株式会社SHIBUYA109エンタテイメント 代表取締役社長)
辻愛沙子(株式会社arca CEO Creative Director)
長田新子(SIW エクゼクティブプロデューサー)

SAI3035 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

SNSの普及によって、いつでも・どこでも・誰とでも繋がれる今の時代、デジタル上では孤独を感じる機会は少なくなりました。しかし、複数のコミュニティで多様な人とつながれるようになったゆえに、アイデンティティの喪失に陥ってしまう可能性も秘めています。SIW エグゼクティブプロデューサーの長田が株式会社arcaの辻愛沙子さん、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントの石川あゆみさん、株式会社wip神田沙織さんとともに、自分らしさとコミュニティについて本セッションを繰り広げました。

SAI3098 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

まずは、「拡張家族」という新しいコミュニティを作り上げている神田さんが、その経緯を話しました。

「2015年に夫婦共同で会社を作りましたが、最初の決算の時に子供を妊娠しました。その際に夫婦だけで子育てするのはすごく大変だと実感したのですが、その時に偶然東急さんが開発している渋谷コミュニティキャストがクリエイターたちのコミュニティ住居を作っていると知りました。そこでいろんな人が一緒に様々なことを乗り越えたいというコンセプトが出てきた時に、小さな赤ちゃんを連れている私でも参加して良いのではないかと考え、参加したのが拡張家族シフトというグループです。家族で多拠点生活をしているのですが、渋谷にある19部屋の住居で住民が入れ代わり立ち代わりしており、意識でつながった自分が信じる人達を家族のように思って一緒に生きていこうと考えている方が約120人います。中には子供を見てくれる人もいらっしゃいます」

SAI2995 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

石川さんは現代における若者のコミュニティは、個人の好みによって作られていると語ります。

「109は若い世代の方が多いので、コミュニティのあり方が変わっているのを実感しています。私であればロケーションによって友達関係が分かれていますが、若い方はスキによってコミュニティが作られているので、友達の作り方やコミュニティの深さの使い分けなどが違うと感じています」

SAI3047 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

複数のコミュニティに身を置くことが当たり前になった今、新たな課題が生まれていると辻さんは指摘します。

「コミュニティは出入り自由な楽さも重要だと思います。数年前のSNSが勃興した時代から裏アカウントと本アカウントを使い分ける方は少なかったですが、今は複数のアカウントを使い分けて、趣味用のアカウントなどを持っている方が多数います。他にも自分のセクシャリティなど普段カミングアウトできないことでもデジタルの場所であれば同じアイデンティティを共有できる方もいます。ただそこに留まり続けると疲れてしまうから、他のアカウントに移るように、個人の中にも多様性がある時代なのではと考えています。それが当たり前のはずなのに、外側の人たちによってイメージが固定化されてしまうこともあるのかなと。私もInstagramでは動物の写真をあげるくらい動物好きなタイプなのに、報道番組に出ているからか真面目なイメージを連想されることが多いです。そういった側面がネットを介すと共有しづらい時代なのではないかと思います」

SAI3036 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

石川さんは肩書による周囲からの見え方が変わった当時の心境を語りました。

「社長になる前は肩書が課長でしたが、急に昨年の4月から子会社である109の社長になったんです。肩書の差で自分は何も変わってないのに周囲からの見られ方は変わりました。肩書があると、それにふさわしい見られ方を模索してしまいます。ただ、徐々に自分の中でできること・できないことがかみ砕けてきて、自分らしい立場・生活のあり方がわかって生きやすくなりました」

さらに石川さんは、働く女性にとってロールモデルが不足していると指摘します。

「生きやすさを感じられるのは多様性を知っているからだと思います。SNSの普及によって、今の若者はいろんな趣味に触れる接点がたくさんあるので、そこでコミュニティが作れます。しかし、ひとたび会社では働く女性のサンプルは少ないのが現状ではないでしょうか。SNS上では、働くママの形はあまり表現されません。社内でグループインタビューをすると、結婚観に希望が持てない女性が多くいました。そこにはサンプルの差があるのではないかと思います。ロールモデルが多ければ多いほど自分に合うポイントが探れるようになるのではないでしょうか」

SAI3023 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

最後に、辻さんは肩書などをリセットして自分を見つめなおす重要性を語りました。

「みんな違ってみんないい、という言葉が好きではないんです。“いい”というのは評価する側の言葉じゃないですか? 多様性を認めるの“認める”も同じです。そもそも評価というものが自分らしさや多様であることを阻んでいる一番の理由である気がします。肩書や、こうあるべきという鎧を取っ払ってリセットして、柔らかい自分にとって何が心地よいのか常に問いかけてみることが大事だなと思います。“みんな違ってみんないい”、ではなく、“みんな違う、以上”というのはどうでしょう。お金や時間、熱量を注いできたものをやめてしまったら自分でなくなってしまうのではないかと怖がる方もいるかもしれません。しかし、鎧を脱いだ柔らかい部分に、都度立ち返りながら生きていければいいのではないかと思います」

SAI3119 FUTURE COMMUNITY 自分らしく生きる! 固定観念にとらわれない生き方とは?

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