スポーツ✕デジタルで目指す新しいスポーツエコシステムの創出

渋谷アイデア会議

「スポーツ✕デジタルで目指す新しいスポーツエコシステムの創出」
11月8日(火) 14:10-14:55
<登壇>
山田 学(DAZN Japan Investment合同会社 エグゼクティブ バイスプレジデント)
木村 弘毅(株式会社MIXI 代表取締役社長)
上野 直彦(日本ブロックチェーン協会(JBA) 前事務局長)

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日本のスポーツ市場の課題とは

新型コロナウイルスの蔓延は、スポーツ観戦に大きな影響を与えました。サッカーや野球などでは無観客試合が行われ、興行スポーツには甚大なダメージを及ぼしました。そんな中、伸びているのがスポーツとデジタルを掛け合わせたビジネスです。本セッションでは、DAZN Japan Investment合同会社(以下 DAZN) エグゼクティブ バイスプレジデントの山田 学さんと株式会社MIXI(以下 MIXI) 代表取締役社長 木村 弘毅さんにスポーツ×デジタルについてお話しいただきました。DAZNとMIXIはスポーツ特化型NFT「DAZN MOMENTS」や、サッカーJ1リーグの放送をする飲食店を検索できるサービス「Fansta(ファンスタ)」で提携しています。

まずは、ここ数年のスポーツ市場の変化とそれに対応するための課題について、山田さんと木村さんはこう語ります。

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「スポーツの一番の価値はスタジアムで興奮とともに体験することにあると考えています。日本はコロナで入場制限が長く、最近まで声出し制限もありました。我々のビジネスとしては、家で見てもらえる機会が増えたので数字で見ると成長しましたが、一方でそこにある熱気があまり感じられませんでした。改めてリアルの価値を一緒にどうやってあげていくか、リアルと異なる価値を作っていくかが我々の根本的なチャレンジだと感じました」(山田さん)

「山田さんと近いところがあります。コロナの与えた大きな影響は国民に自信・勇気を失わせたところ。海外ではスポーツ観戦などマスクをせずに盛り上がっています。しかし、日本ではまだ踏み出せていません。勇気を取り戻す力がスポーツにはあると考えています。そのためにテクノロジーやビジネスの座組をつくるのが重要です」(木村さん)

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課題解決の糸口は「記録」と「記憶」にあり

現在のスポーツ市場では、その課題に対してどのような解決策があるのでしょうか。山田さんはこう語ります。

「前提として、インターネットを活用してどうやってスポーツの価値を上げられるのかが重要です。今、目に見えているパイの取り合いではないと思います。ないものを創造して大きくしてから分配を考える頭に切り替えないと経済も徐々にシュリンクしていくでしょう。NFTの流行は偶然タイミングがコロナと合致したのか、必然だったのかわかりませんが、デジタルがなければできていませんし、ファンも取りこめていません」

日本でスポーツをより一層盛り上げることは可能なのでしょうか。山田さんは続けてこう言います。

「ワールドカップやオリンピックなどは国民行事となっています。見ている人の大半はスポーツファンではないと思う。なので、ワールドカップやオリンピックを数年に一度の特殊なモーメントとせず、日常化できたらスポーツビジネスは産業として成り立つし、価値が高まるのではないでしょうか」

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課題解決のためには「記録」と「記憶」が課題解決の糸口になると木村さんは語ります。

「スポーツには、例えば記録の王貞治、記憶の長嶋茂雄のように、数字でわかるすごさと、語り草になるものの2つあると思っており、それが魅力そのもの。しかし、これまではその魅力をそのままビジネスに転換できてはいないと考えています。テクノロジーを使ってお金を稼げるものになれば、スポーツ界の成長につながるのではないかと思っています」

具体的にはどのようなテクノロジーが挙げられるのでしょうか。木村さんは続けます。

「スポーツの記憶としてNFTがあります。端的に言えばトレーディングカードのDXで、かっこいいシーンを自分のものとして保存できる。記憶をきちんとビジネスに転換できているビジネスが海外で出てきています。日本でも課題解決の一つとして役立つのではないでしょうか」

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DAZN MOMENTSの現状と今後の展望

DAZN とMIXIが提携しているサービスDAZN MOMENTSについて、木村さんが説明します。

「DAZNからJリーグの映像を提供いただき、カードに封じ込めてNFTに閉じ込めて販売しています。セカンダリーマーケットでトレーディングできます。昨今、クリエイターに対してキックバックのないトレーディングも生まれていますが、が、コミュニケーションがそれを解決するための重要なポイントだと思っています。DAZN MOMENTSは自分がカードを買うことで、チームに貢献しているのを表明するツールになります。すると、自分がカードを買えば買うほど貢献度を示すことができる。それは単純に安いから買うというトレーディングマーケット以上のバリューアップができる価値があると思っています。MIXIとしては、意思表明のツールとしてカードを使っていける世界を目指しています」

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山田さんはどのようにDAZN MOMENTSを評価しているのでしょうか。

「OTTの外側のチャレンジの新たなプロジェクトであり、成功事例だと思います。一方で、買えるだけなく、いかに使えるかが大事。例えば、遊びのために使える、おトクなサービスを得るために使えるなど、NFTを保有する自体のメリットを提供し、使えるフェーズにいかにはやく持っていくかが重要だと思います」

最後に、デジタル×スポーツで社会のためにできることについて、木村さんに語っていただきました。

「スポーツを届け続けること自体、多くの人に元気・勇気を届けることだと考えています。対面で会えなくても、デジタルでコミュニケーションやスポーツの熱量・パワーをもっと届けることができればと思います」

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