NEO DIVERSE Web3やメタバースは女性の社会進出を解放するのか?

渋谷アイデア会議

NFTとメタバースがステレオタイプを打破する鍵に。Web3で実現するネオダイバースな社会

「NEO DIVERSE – Web3やメタバースは女性の社会進出を解放するのか?」
11月10日(木) 15:15-16:00
<登壇>
草野絵美(株式会社Fictionera 代表取締役)
さわえみか(株式会社HIKKY COO/CQO)
竹下隆一郎(PIVOT株式会社 執行役員・チーフグローバルエディター)
馬渕邦美(一般社団法人Metaverse Japan 共同代表理事 / PwCコンサルティング合同会社 パートナー 執行役員)

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近年、Web3・メタバース・NFTというキーワードを一般的にもよく耳にするようになってきました。これらのテクノロジーは単なるテクノロジーにとどまらず、わたしたちの働き方や文化、アイデンティティなど社会の構造自体を変化させるムーブメントになる可能性を秘めています。

「NEO DIVERSE – Web3やメタバースは女性の社会進出を解放するのか?」では、Fictioneraの草野絵美さん、HIKKYのさわえみかさん、PIVOTの竹下隆一郎さん、Metaverse Japanの馬渕邦美さんが登壇。Web3時代の多様性を尊重する社会に向けて、自分たちの個性や才能の活かし方、好奇心や子育てについてトークセッションを行いました。

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草野さんは、自分のキャリアの飛躍について、「母親であったこと」が大きく関係しているといいます。

「小学生の息子がNFTコレクションを発表したことや2021年に生まれたもう一人の子供にミルクをあげるために深夜まで起きていた時に英語の練習も兼ねて、SNSでNFTについて発信していたことで海外の濃いNFTコミュニティとつながることができた。その時は自分が母親でもそういう世界にうまく入っていけたし、むしろそれがアドバンテージになった」

また、2021年に発表したNFTコレクション「Shinsei Galverse」については、こう語ります。

「90年代の美少女ゲーム”ギャルゲー”の絵柄をモチーフにしている。例えば、そういうものに出てくる女性のキャラクターはかわいいとは思うが、それは全部男性目線で作られたもの。しかも全員主人公に恋してるみたいな感じだった。その一方でギャルゲーのギャルはすごく強い印象もあって。そこに矛盾を感じたので女性目線で女性の苦悩を描いたギャルゲーを作りたいっていうところをからスタートした」

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また竹下さんは、Shinsei Galverseについて、「他のNFTアートで描かれる女性像とは見た目からして違うことがすぐにわかる」と発言。それを受けて、草野さんは「Galverseは90年代の女児向け、女子が見てかっこいい要素が詰まっている」と語ります。

「ただ90年代のままでは価値観的に古いものがあったので、そこは書き換えて今の時代でも通用するかっこいいものにした。髪の毛のなかったり、肌の色だったり、いろいろな女子がいてもいいという、アップデートされた形にしたことで海外の人に”女の子の可能性を広げているから好き”といってもらえるなど、高く評価されるものになった」

また竹下さんは、Web3で価値観がこれまでと変わってきたことについて、「NFTやメタバースなど、こういったテクノロジーの話をするのはほとんど男性だったが、最近はジェンダーや年齢に関係なくいろいろな人がそこに参加している。ダイバーシティの話で考えるとそこはすごく重要だ」と語りました。

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トークセッションの話題が子育てに移ると、「子育ては子供が好奇心を絶やさないようにしていくことが非常に重要。そうしないと他者に対する興味を失い、自分と違う属性の人たちとわかりあうことをやめてしまう」と草野さん。また子供だけでなく、親子で好奇心を伸ばす必要があると述べました。その上で「親御さんが情報リテラシーを高くして、視座を高く持つ。自分が投げ掛けてる言葉に何か偏見が入ってないかということにはすごく気をつける必要がある」との考えを示しました。

またさわえさんは、今現在メタバース空間の中で起きているジェンダー観の進化について、こう語りました。

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「メタバースにいる人の8割は男性で女性は少ないが、実はその男性の8割くらいが女性のアバターを使うなど、現実の性を気にしなくなってきている。そういう人の中には自分の性的嗜好に関係なく、女性アバターを使って、女性のように振る舞う人もいるなど、他人にどう見られるかを気にしない人が増えている。そうことが起きてくると今後は自然に現実でも性差を気にすることがなくなっていくと思う」。

その上でさわえさんは、女性が社会に進出していくためにテクノロジーをより簡単に扱えるようにする必要があると訴えます。

「女性は男性と比べるとパソコンやガジェットに弱いと思う。でも、今後はメタバースを使う人が今まで以上に増えていくはずなので、女性や子供といった現実での性差や年齢、見た目を気にせず、おもしろい人たちと一緒にいろいろなクリエイティブを作って、ビジネスにしていきたい。そのためには誰でも苦手意識なく簡単に使えるツールが必要になってくる」

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それを受けて、草野さんは「女性がパソコンやガジェットに弱いというのはステレオタイプなイメージにすぎない。今後はそれも変えていく必要がある」と自身の考えを示しました。

このようにメタバースやNFTといったWeb3のテクノロジーによって、現在進行形でこれまでの働き方や文化、アイデンティティなどに変化の兆しが見られます。今後、この流れがさらに加速していくことで、女性の社会進出も加速していけば、より多様性のある社会になっていくことが実現するはずです。

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