「無駄づくり」と「途中でやめる」。自分だけの道を選んで食べていく方法〜 Part 2「お金について」

みんなが考えている着地点以外のことを考える。
フリーランスが自分だけの道でマネタイズしていく方法とは?

 

11.6 (月) 19:15 – 19:45
「無駄づくり」と「途中でやめる」。自分だけの道を選んで食べていく方法 Part 2「お金について」
<登壇>
中川杏珠 freee株式会社
山下陽光 「途中でやめる」主宰

 

『「無駄づくり」と「途中でやめる」。自分だけの道を選んで食べていく方法 Part 2「お金について」』では、freee株式会社の中川杏珠さんと「途中でやめる」の山下陽光さんが登壇。自身の活動のマネタイズ方法や確定申告などについて、意見を交わしました。

リサイクル店で仕入れた古着をリメイクし、リーズナブルな価格で販売するファッションブランド「途中でやめる」を運営している山下さんは、自身のマネタイズ方法について、「自分が嫌なことをするほどお金が稼ぎやすくなると感じているが、可能な限りそうしたやり方を避けたい」と語ります。

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山下さんは普段、普段元々価格が安いファストファッションブランドの洋服の中古品を安く仕入れ、それをリメイクして販売。その利鞘が事業の収益になっているといいます。しかし、ファッション業界ではこのようなマネタイズ方法は、あまり一般的ではありません。このことについて、山下さんは「みんながこれやればいいと思うけど、洋服を作って販売したい人の中にはパターンからやりたいなど、こだわりすぎている」と述べました。

その上で、ファッション業界の問題点を、山下さんは「一番好きな人に対して洋服が安く売られず、そうでもない人にがセールで安く買える状況になっている。みんなが戦わなくていいところで戦っている」と指摘。その問題をうまく解決していくべきという認識を示しました。

また、山下さんは自身が手がける商品をリーズナブルな価格にこだわって販売していますが、その理由をこう説明します。

「みんなが自分だけ稼ぎ、得したいと思うことに疑問がある。逆に「自分だけ損します」と宣言すれば、そこに違うビジネスチャンスがあるはず。例えば、インターネットの中ではみんながやらないことをやった方が支持を得られるが、商売はそれとは逆のところがある。お金に関してはみんなが同じ方向を向きがちで視野が狭くなっていると思う。だから、自分だけが損をしたいとか、みんなが考えている着地点以外のことを考えるべき。そうすれば、みんなと違う土俵から始められる」

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トークセッションでは、フリーランスがビジネスをしていく上では避けることができない確定申告についても意見交換。クラウド会計ソフト「freee」では、確定申告フェスやサウナを楽しみながら確定申告ができるイベントを行うなど、フリーランスとっては負のイメージが強い確定申告の心理的な負担を減らすための取り組みを行っていることを中川さんが説明しました。「ひとりだと不安だなという確定申告のイメージを払拭できるこれからも取り組んでいきたい」。

自分にとって理想的な働き方やマネタイズを追求できるフリーランスですが、その分、経理面などで他の働き方にはない苦労があるのも事実。しかし、そういった問題点を支える支援サービスと協力していくことでフリーランスならではの働き方の課題もひとつずつ解決していくことになりそうです。

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