DAY7 ハイライトまとめ|誰かの熱量が“前例”をつくり、街と人を変えていく

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1週間におよび開催されたSIW2023も、ついに最終日。刺激的な7日間を締めくくるのにふさわしい多数のセッションのなかから、特徴的に思われたものをピックアップしてご紹介します。

 

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11月12日(日)、一日限りのパブリックアートとして渋谷駅前の「ハチ公」を囲むプライベートルームが出現。SIWの連携イベント「渋谷芸術祭」の一環。

 

●渋谷の街とアートの関係をアップデートするための第一歩

SIW最終日となった11月12日(日)、渋谷駅ハチ公前広場で、忠犬ハチ公の生誕100年を記念したアート作品「ハチ公の部屋」が披露され、SIWでは作者の西野達さんを交えたクロストークを。
日本でパブリックアートを展開する際の様々な障壁の高さ、その特殊さについて、また、公共の場でアートを発表する敷居が低くなることで、街とアートの関係性がどう変わっていくのかについて、意見が交わされました。
今回の「ハチ公の部屋」が良い前例となることで、これからの渋谷のアートシーンが少しずつひらけていく、その意味で西野さんも「大きな一歩」と語ります−−

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●観光のサステナビリティを通して非日常での消費のあり方を考える

世界の観光市場でも、それが「持続可能な観光」かどうかという観点が重要視されはじめている現在。観光庁が推進する持続可能な観光地域づくりなどについて議論するなか、小橋賢児さんが、これまで自身が手掛けてきたプロジェクトの社会的意義について熱量を持って語る姿からは、アップデートされていく観光の未来が垣間見えるようです。
「モノ消費」から「コト消費」へのシフトについては既に各所で語られていますが、さらにその先に「意味を消費する」というあたらしいフェーズがあるのではないか、そんなことが見えてきました−−

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●ウェルネス向上のために必要な意識の変容と話し合える場づくり

女性のウェルネスを向上させていくためには、社会の側の変化が必要なのと同時に、ひとりひとりの人の意識も変わっていく必要があることなどが語られるなか、特に日本ではこころとからだのケアについてオープンに語り合えるムードが乏しいということに言及。
もっと世代を超えてオープンに話し合えれば、女性のウェルネスに関して、よりポジティブに考えられる社会へと変化していけるのでは?

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この日のSIWでも、社会と人のポジティブな変化によってあたらしい文化をつくっていくための、さまざまな未来図が提示されました。どの場合においても、熱量をもった人が少しずつ起こした変化が前例として蓄積されることで、いま求める未来像がいつか“あたりまえ”になる−−それがみんなで目指していくべきゴールであるように感じられます。

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主催

SOCIAL INNOVATION WEEK実行委員会

特別協力

渋谷区

後援

渋谷区観光協会
渋谷駅前エリアマネジメント
渋谷再開発協会

他(渋谷区関連団体、コミュニティと連携)