多様性の時代に、あらためて「リアルにつながる」喜びを加速させるイノベーション


 
<登壇>
KEITA REG☆STYLE / 一般社団法人渋谷未来デザイン
秋葉直之 一般社団法人ピックアッププレイグラウンド 代表理事 / 一般社団法人渋谷未来デザイン プロデューサー
桂葵 3×3バスケットボールプレイヤー / ZOOS合同会社代表
西田雅英 花王株式会社 ヘルス&ビューティケア事業部門 スキンケア事業部長
長田新子 一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長/SIW エグゼクティブプロデューサー

清潔に触れ合うことがつながりづくりのきっかけに
渋谷の新たなプロジェクト「セイケツナガリ」の挑戦

 

Bioreと渋谷未来デザインによる「セイケツナガリ」では、セイケツ(清潔)を通じて、人と人、人と社会の「リアルなつながり」を推進する活動に取り組んでいます。

桂さんは衛生的に安心できる場所があるということについて、こう語りました。
SAI2281 多様性の時代に、あらためて「リアルにつながる」喜びを加速させるイノベーション
「バスケットのコートがゴミで汚れているなど、公共の場が必ずしも安心できる環境ではない場合もある。そこが衛生的な場所であるということは、その場所を使う人どうしの信頼感にもつながっている」

スポーツを通じて公園がより市民に開かれた場になっていく動きは喜ばしいものですが、今までとは公園が違う使われ方をすることにもなり、たとえばトイレや更衣室などが足りないという問題が起こります。「男性の中には気にしない人もいるかもしれないが、女性や子連れの親御さんだとそうはいかない」と秋葉さん。
SAI2243 多様性の時代に、あらためて「リアルにつながる」喜びを加速させるイノベーション
また公園でのスポーツは汗をかく競技も多いため、女性や子供の場合は制汗シートや日焼け止めの需要は高まりますが、現状、そういったものが設置されている公園はありません。だからこそ、公園を開いていく時には清潔であるということがキーワードになってくると秋葉さんはいいます。

西田さんは、渋谷区は公園でのスポーツ活動を通じて、外でつながれる場所を提供しているため、Bioreとしても一緒にできることがあるといいます。
SAI2317 多様性の時代に、あらためて「リアルにつながる」喜びを加速させるイノベーション
「外でスポーツをする人が清潔でいられると、いろいろなことがポジティブに行なえるはず。みんながつながる場に手洗いや日焼け止め、制汗シートがあればいいと思う。我々としては、そういう場所を快適にしていくところで渋谷区とコラボレーションさせていただいている」

 
 

またトークセッションでは、「セイケツナガリ」というキーワードの下、これから渋谷の街でみんながつながっていくためのアイデアについても意見交換。

「渋谷では、モラルやマナーを流行の一部にするということがしやすい。そうやってモラルが全国に広がっていくといい」と秋葉さん。KEITAさんは「僕ら世代がジャンルを超えていろいろな人とつながる姿を子供達に見せていくことが必要。そんな姿を仲間たちと一緒に見せていきたい」と考えを語りました。
SAI2304 多様性の時代に、あらためて「リアルにつながる」喜びを加速させるイノベーション
さらに「渋谷には人生をより豊かにするコンテンツが溢れている。Bioreが持っているものはその前段階の、楽しめる土台づくりだと思うので、そのかけあわせで楽しい渋谷を一緒に作っていきたい」と桂さん。西田さんは「渋谷から色々な情報が発信されている中で、Bioreとしては最後はみんなが笑顔になれる活動をしたい。それが渋谷から日本、世界へと広がっていけばいい」と述べました。
SAI2234 多様性の時代に、あらためて「リアルにつながる」喜びを加速させるイノベーション
清潔さや心地よさから、人のつながりや信頼を生んでいく。そんなあらたな視点の取り組みは、きっとまちとそこに暮らす人どうしの心をより豊かにしてくれるはずです。

この記事をシェア

主催

SOCIAL INNOVATION WEEK実行委員会

特別協力

渋谷区

後援

渋谷区観光協会
渋谷駅前エリアマネジメント
渋谷再開発協会

他(渋谷区関連団体、コミュニティと連携)