ARCHIVE & REPORT

ideasession

渋谷区スポーツ推進計画(第二期)策定について~今後5年間の渋谷区のスポーツ展望~

<登壇>
大日方邦子 日本パラリンピアンズ協会 会長
佐藤敏彦 青山学院大学 客員教授 / 公衆衛生専門家
大西岳之 総合型スポーツクラブNPO法人Faro 理事 / 渋谷区サッカー協会理事
瀧島一太 渋谷区 スポーツ部スポーツ振興課スポーツコーディネート主査

 

多面的な視点から生まれた85のアイデアが渋谷のスポーツを発展させる

 

このセッションでは、日本パラリンピアンズ協会の大日方邦子さん、公衆衛生専門家の佐藤敏彦さん、渋谷区サッカー協会理事の大西岳之さん、渋谷区スポーツ部スポーツ振興課スポーツコーディネート主査瀧島一太さんが登壇。渋谷区スポーツ推進計画(第二期)策定の話を軸にトークセッションを行いました。

TBH8161 渋谷区スポーツ推進計画(第二期)策定について~今後5年間の渋谷区のスポーツ展望~

渋谷区では、スポーツが人々の日常生活の一部になり、誰もが楽しみながら健康を保っていけるように、渋谷区を「15㎢の運動場」と捉え、日常的な運動も、楽しみで行うスポーツも、すべてが暮らしに溶け込むようなまちづくりを進めています。そのためには、区民一人ひとりに運動・スポーツに関心をもってもらう必要があることから、渋谷区スポーツ推進計画を進めています。

その第二期策定では、議論を重ねる場としてスポーツ推進計画検討委員会を設置。15名の委員とともに今年4月からこれまでに4回の検討委員会を開催しています。第二期の計画では「する」「見る」「支える」「繋がる」の4つの観点につながる20の施策を設定しました。

また検討委員会のメンバーから、今後渋谷に期待する政策のアイデアを、ハチ公にちなんで85個募り、実際に官民連携でその実現に向けて取り組んでいく予定です。

 

トークセッションでは、大日方さん、佐藤さん、大西さんが検討会の内容をそれぞれ振り返りました。

TBH8231 渋谷区スポーツ推進計画(第二期)策定について~今後5年間の渋谷区のスポーツ展望~

委員長を務める大日方さんは、すごく良い計画ができたと振り返り、こう述べました。
「渋谷区の推進計画検討委員の皆さんは渋谷区愛がすごく強く、色々なアイデアが出てきて新鮮だった。またいろいろなスポーツにも多面的な見方があることがわかった。スポーツに関することはスポーツをやる前提で計画しがちだが、スポーツをやらない人視点の意見やスポーツを愛する人視点の意見も聞くことができた。そのような多様性によって面白い議論をたくさんすることができたと思う」

TBH8260 渋谷区スポーツ推進計画(第二期)策定について~今後5年間の渋谷区のスポーツ展望~

公衆衛生の観点からいろいろなアイデアを出したという佐藤さんは、渋谷区でスポーツに関わる人を増やすためには推進計画検討委員会からイノベーションを起こしていく必要があると述べました。
「スポーツに熱心ではない人にどうやって訴求していくのかが重要になる。ヘルスリテラシーを高めるにしても興味がある人はやるけど、興味がない人はやらないからその中でばらつきが進んでしまっている。平均値を上げることも大事だが、まずはそのばらつきを減らす必要がある。今回出た85のアイデアを今後に繋げていくことが重要。これで終わりではなく、ここから始まりだと思っている」

 

大西さんは進計画検討委員に選ばれ、最初に説明を受けたときは難しそうなことをやると思ったが、話を聞くうちにどんどんアイデアが出てくるようになったと述べました。
「普段から子供のスポーツに関わることは多いが、今はスポーツが習い事になっている子供が大半。逆に公園で遊ぶときには“やってはいけないこと”が多く、自分たちが子供のころに当たり前のようにしていたことができなくなっている。時代に合った落としどころを見つけていくために話し合って出てきたのが85のアイデアだ。その中には既に取り組んでいるものもあり、ワクワクしている」

TBH8140 渋谷区スポーツ推進計画(第二期)策定について~今後5年間の渋谷区のスポーツ展望~

続いて、3人は85個のアイデアの中からそれぞれのイチオシのアイデアを紹介。

渋谷区内の公園やスポーツ施設を訪問することでアワードがもらえ、オンラインイベントとも連動する『しぶや歩数チャレンジのゲームアプリ開発』を紹介したのは大日方さん。

佐藤さんは、渋谷区内のさまざなコミュニティに「スポーツで区内を活性化する人=CAS」を配置するという『CASの要請と配置』、大西さんは、渋谷区で行われている地域の体育会や運動会を活性化させるために新種目の講習会を実施する『地区体育会運動会レベルアップ講習会』をそれぞれ紹介しました。

 

今後、「15㎢の運動場」である渋谷区では、多面的な視点から提言された85個のアイデアが実現されていくことで、これまで以上に区民ひとりひとりがスポーツを身近に感じながら楽しめるようになっていくのではないでしょうか。

この記事をシェア

SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2023

主催

渋谷未来デザイン

共催

渋谷区

特別パートナー

日本財団

SIW Partner

東急
Asahi
スマドリ
大阪大学
GOLDWIN
こくみん共済
commmune
JR
大成
DNP
東急不動産
nike
newbalance
Biore
LaBoMe
洋服の青山
IO DATA
AOI Pro
Adobe
aminoVITAL
WEリーグ
αu
加藤忠
慶應義塾大学
SANYO
CCBT
www.sib.tv
JALカード
JOYSOUND
DAIKIN
Decorte
twitch
trendmicro
NEWSPICKS
PERSOL
はなまる
BE-KIND
freee
レコチョク
Legitimate

後援

フィンランド大使館
アイスランド大使館
国交省
文科省
東京都
渋谷区商店会連合会
渋谷区観光協会

協力





WWAs





クリエイティブプロジェクト

渋谷女子










スノーバンク





KNOT
ハイコンセプト















メディアパートナー














連携教育機関