西野達

1960年愛知県生まれ、東京、熱海、およびベルリン在住。
公共空間を中心に大胆で冒険的な大型プロジェクトを行うことで国際的に知られる。街のモニュメントや街路灯などを取り込んで部屋を建設し、リビングルームやホテルに仕立て上げ、ホテルなら実際に営業するなど、パブリックなものをプライベートな場に表出させることで、普段見慣れた風景をその文脈をずらすことでダイナミックに異化させ、我々の固定観念を軽やかに凌ぐ大規模なプロジェクトを多く発表している。
近年の主なプロジェクトに、「シンガポールビエンナーレ 2011」でマーライオンを取り込んでホテルを建設した「The Merlion Hotel」(2011年 シンガポール)、「TRACK」(2012年 ゲント、ベルギー)で発表した中央駅の時計台を組み込んだホテルプロジェクト「Hotel Gent」、またマンハッタンに立つコロンブス像の周辺をリビングルームにした「Discovering Columbus」(2012年 ニューヨーク、米国)などがある。
2018年に平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞、2013年に日産アートアワード2013審査委員特別賞、2011年にFrame Magazine The Great indoors Award2011 Relax&Consume部門大賞を受賞。

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