「あんしん」を贈る共創プロジェクト〜公開企画会議〜

<登壇>
鎌田晃 トレンドマイクロ株式会社 コンシューママーティング部
疋田裕二 株式会社KOKUA 代表取締役 COO
友澤大輔 イーデザイン損害保険株式会社 CMO

 

“あんしん”をプレゼント? これからの安心とリスクを共創する

デジタル化が急速に進む現代において、社会生活における「リスク」も同時に変容しています。

そんな時代における人々の「あんしん」を広げるために始動したのが、セキュリティソフトを提供するトレンドマイクロ株式会社とNewsPicks Creationsによる「あんしん共創プロジェクト」。
このセッションでは、2023年10月25日にスタートした本プロジェクトの企画会議の模様をみなさんにお届けしました。

司会進行を務めるのは「あんしん共創プロジェクト」のオーナーであり。トレンドマイクロ株式会社でブランディングを担当している鎌田さん。
そして、防災グッズをより身近にし、災害への備えを日常から始められるように従来の概念を崩すおしゃれなデザインの防災グッズを展開する株式会社KOKUAの疋田さん。イーデザイン損害保険株式会社のCMOを務める友澤さんがパネラーとして、公開企画会議はスタート。

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冒頭では、鎌田さんが「あんしん共創プロジェクト」について説明しました。同プロジェクトは、「大切な誰かの“あんしん”を共創する」を目的にスタート。近年ではフィッシング詐欺などが増加し、便利になった一方で個人の安心が脅かされている、と鎌田さんは解説し、このようにイシューを提示します。

「例えば、多くの方がインターネットの利用に不安を感じているにもかかわらず、約8割以上の方がパスワードを使い回しています。つまりリスクを認識しているが対策をしていない」

疋田さんはこの事実に共感し、正常性バイアス(集団と異なる行動をとりにくい心理。災害時に危険だと思っていても周りが逃げなければ自分も逃げない、などの例が挙げられる)が作用していることを示唆。そのため「自分ではなく“大切な誰か”のためなら行動するのではないか」と考え、KOKUAでは「未来に起こりうるリスク対策の製品やサービスを“ギフト”として贈る文化をつくる」ことを掲げ、事業を推進していると話します。

TBH0520 「あんしん」を贈る共創プロジェクト〜公開企画会議〜

つづいて友澤さんは「ちなみにいま私のスマホの充電切れかけています。会社からの連絡がきたらどうしようと考えていて、これもひとつのリスクと言えるでしょう。リスクを広く考えると様々あり、リスクと無関係な企業は存在しません。一緒にリスクについて考えようという企業と共創していきたい」と、世の中にはリスクと無関係な人・企業は存在しないという理解の上で、企業が立場を超えて共創していくことの重要性について語りました。

TBH0601-1 「あんしん」を贈る共創プロジェクト〜公開企画会議〜

その後、あんしんの輪や共創をどう拡大していくか、という議題に対して、疋田さんが企業のアニバーサリーなどのノベルティで防災グッズを贈る、企業の福利厚生で従業員に健康やあんしんを贈るなどの自社での活動を挙げ、友澤さんもメディアを利用したコミュニケーションや、地方自治体とのコラボレーションのアイデアを出します。

 

20分という短い時間ではありましたが、誰もが無関係ではない“あんしん”の輪について示唆に富んだディスカッションが繰り広げられました。
「あんしん共創プロジェクト」はスタートしたばかりで、共感してくれるメンバーを随時募集しているとのことで、今後どのように輪を拡大していくのか注目です。

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