Idea Session
「YOGA AS A PLATFORM -ヨガで作る2030年の健康都市-」
<SPEAKER>
野村誠太郎
株式会社東急スポーツオアシス デジタルヘルス事業部ゼネラルマネージャー
西林さき
LIFE TUNING ADVOCATE ソーシャルヨガプランナー
菊池華蓮
ヨガインストラクター / 健康管理士 / 温活師 / 美容専門学校講師
上里琢文
東京ヴェルディbs ビーチサッカー日本代表
松岡 康
電通 クリエーティブプランナー
金山淳吾
SIWエグゼクティブプロデューサー
一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事
朝のラジオ体操を朝ヨガに!?
ヨガ好きな6人による自由な発想の応酬
ヨガの魅力は、本セッションでもスピーカーから何度も「どこでも誰でも24時間できること」「自分の体を理解できること」と繰り返し発言がありました。事実、世界でも日本でもヨガ人口は年々増加しています。
そんなヨガを通して2030年にどんな健康都市を作れるのか、が本セッションのテーマ。まずは松岡さんが自身の夢について語ります。
「NYのタイムズスクエアで、多様な人種、年代の方々が1万人以上集まってヨガをやっているのを見て、渋谷のスクランブル交差点で1万人ヨガをしたいと思っています。渋谷のスクランブル交差点という都市のど真ん中で5000年以上の歴史があるヨガをやる、これが僕の夢です」(松岡さん)
この構想をすでに何度か相談されているという、渋谷区観光協会の代表理事でもある金山は、実現可能なアイデアで即座にいくつか提案します。
「渋谷区は15㎢あって、そのどこでも運動場にして、運動を生活の一部にしようと様々なプロジェクトをしている。スクランブル交差点という縛りをなくしてデジタルを使えば物理的に難しくないかも。公園、自宅、運動場など様々な場所をデジタルで繋いで500拠点1万人参加とか。あとはハロウィンとカウントダウンに渋谷には人が大勢集まるから、ハッピーニューイヤーの瞬間に、みんなに太陽礼拝(ヨガの動作のひとつ)をしてもらうとか」(金山)
フィットネスクラブの展開やオンラインタグサービス「weltag」を提供している東急スポーツオアシスの野村さんも「我々のアプリケーションやコミュニティも協力させてもらえれば実現可能かもしれない」と答え、松岡さんの壮大な夢もスピーカーのアイデアとアセットを結集することで意外とできてしまうかも!? というワクワクする展開からスタート。これを皮切りに、それぞれが実現したいことを自由に発表しますが、特に話題が盛り上がったのはヨガが持つ「自分の体を理解する・整える」という機能面について。
「朝のラジオ体操を朝ヨガにしたいんです。子供の頃から体の正しい使い方を知るのは非常に重要なので」(菊池さん)
「ヨガは基礎的な体幹や筋肉が鍛えられ、柔軟性を高められます。小さい頃からヨガに触れることで、どの運動にも対応できる基礎力を身に付けられると思います」(西林さん)
「特定のスポーツで上手い下手があるとしたら、その差は自分の体を思った通りに動かせるかどうか。その前にまずヨガを一歩目にして、自分の体を知り可動域を広げて、少しずつできることを増やすといいと思う」(上里さん)
と幼少期からヨガに触れられる環境づくりに対する熱意が次々と飛び出します。コピーライターであった松岡さんは「国語、算数、理科、ヨガ」「Suicaでピッとヨガ」と、当たり前に手軽にヨガができる環境づくりをコピーで発表。一方で金山は「2030年には僕は50代になっているから」と笑いながら、どの年代でも健康やスポーツを楽しめる環境にしたいと想いを語りました。
アイデアセッションならではの自由な発想の応酬は、非常に興味深いものばかりでした。登壇者の顔ぶれを改めて見ると、今回のアイデアは、みなで協力すればどれも実現可能なのでは?
今後「ヨガと渋谷区」がどんなワクワクを実現していくのか、ぜひ注目をしてください。