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自分が求める幸福に自分でたどりつくために —「-Well being- 令和時代の新しい幸福論」【SIW2019レポート】

開催: 9.15(日) 渋谷ヒカリエ 8/COURT

“多様な未来を考える12日間”「ソーシャルイノベーションウィーク渋谷」
https://social-innovation-week-shibuya.jp/2019/

セカンドID I'm not a creator.
「-Well being- 令和時代の新しい幸福論」

2019年9月15日(日)18:00〜19:00
渋谷ヒカリエ 8/COURT
<登壇>
NEW STANDARD株式会社 代表取締役
久志尚太郎
マンガ家
タナカカツキ
ジュエリーブランドHASUNA Founder & CEO、ブランドプロデューサー・ディレクター
白木夏子

久志さんは、昭和は言わば「ど根性の時代」、平成は「こうあらなければいけないという“意識高い系”時代」だったのではないかと振り返ります。「そして令和は、こういうふうにありたいんだ、と自分軸で幸福論を語る時代なんじゃないかな」

“well being”という考え方が広く浸透しつつある現在。人々にとって幸福のあり方についてトークはスタート。幸福論のいまを語るのに適任の方がゲストのおふたりだと言います。



タナカさんはマンガ家であると同時に「サウナ大使」としても活動。サウナを扱った著作『サ道』も話題になりました。
「クリエイターの間でもいまサウナをとても大事にしている人は多いですね。サウナ→水風呂→外気浴、を繰り返すことで精神が“整う”。サウナに人生を救われたという人もたくさんいます」と久志さん。



また白木さんは、エシカルジュエリーのブランドをすでに11年運営している第一人者です。
「ミレニアル世代は、学校でエコについて学んで育ってきた世代。彼らにとって、買う商品を選ぶとき、その企業が善い行いをしているかどうかが重要な判断基準になり得ます。これからは、気持ちよくお金が使えるかどうか——つまり、買って心地いい商品を選ぶ時代に確実になっていきます」

久志さんは、自らの幸福のあり方について、
「僕は自分の幸福のために時間やお金を意識的に費やしています。大事なのは、他者に満たしてもらうのではなく、自分で自分を満たす方法を知っているということ」と語ります。



タナカ「自転車の漕ぎ出しと一緒で、なんでも最初はつらいんです。それが、淡々と続けていくうちにおもしろくなる。サウナも最初はつまらないんだけど、5〜6年通い続けていると、体質も変化して、そこからおもしろくなるんです。これをテーマと決めたら、あとは時間管理をして取り組んでいくだけ。それが、自分で自分を満たす方法なんだと思います」

久志「サウナは昭和のど根性時代に日本に入ってきたから、言わば「我慢比べ」みたいな印象もあったけれど、時代とともに楽しみ方が変わってきた。サウナ自体はなにも変わっていないのに、捉え方が変わるだけで価値が上がった、というところにヒントがある」

白木「結局は自分の考え方次第なんでしょうね」

タナカ「個人の幸せは個人で獲得するもの、というのはこうしたお話で伝えることができたんだけど、本当に伝える必要があるのは、その獲得の“しかた”。具体的にどうすればいいかというところをビンちゃん(久志さん)がこれから伝えていかないとね」

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