いま、ブランディングが大きく変わってきています。
今まではどれだけ売れるか。どれだけシェアを奪えるか。ブランディングはそうした経済競争のアプローチの一つだったように思います。

でもこれからはそれだと強いブランドにはなれない。
人の暮らし、社会の可能性をカタチにすること。まだない未来を生み出すこと。大げさに言えば、人、社会、世界を前進させること。その視座と行動こそがブランドの差、ブランディングなのではないでしょうか。

いま、それができているスモールストロング（小さくても強いブランド）が20世紀のビッグブランドを割って、押しのけてバンバン登場しています。
面白い時代になってきました。そんなブランディングのいまをお話ししたいと思います。

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佐藤夏生
博報堂のエグゼクティブクリエイティブディレクターを経て、17年に「課題解決ではなく、可能性創造」をリードするブランドエンジニアリングスタジオEVERY DAY IS THE DAYを立ち上げる。
18年より渋谷区フューチャーデザイナーを務める。