人材という資源に限りが見える昨今、産業界は生産性向上とイノベーション創出に期待を寄せています。
産業だけでなく、市民サービスを発出 する側でも、多様な人々の協働や連携が必要だという声がますます大きくなっています。

このようにダイナミックさと持続性を同時達成することは、今や皆の共通目標であるのは間違いありませんが、協働や連携が自分事に思えない、一部の意識高い系の人たちの話だと捉える人は、少なくないでしょう。

しかし、イノベーションや持続可能性は、個々人の才能や努力だけでなく社会全体の理解の中から生まれるものである以上、その構成員がもっと緩やかに出会い混ざり合う仕組みがあって欲しい、そんな思いを強くします。

このような仕組みを「ソーシャルマドラー」と名付け、皆さんと共に考えます。

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近藤早映
名古屋工業大学大学院工学研究科社会開発工学専攻 博士前期課程修了。
JR東海コンサルタンツ株式会社建築設計部にて鉄道関連建物の建築意匠設計・内装設計を担当後、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 博士後期課程修了、博士(工学)、一級建築士。
主な研究テーマは、地方都市活性化、協働や交流の市民拠点の在り方、市役所の協働拠点性、保育施設とまち、リビングラボ活動をつうじた共創理論とスキーム。
SXSW2019公式スピーカー（Collaborative Community Design for Area Revival in Japan）。
人々の感性に寄り添いながら、社会全体のシステムの未来を考える研究活動に邁進中。