世界的に問題となっている海に捨てられる漁網のごみ。日本の海岸に漂着している海洋プラスチックごみのうち、漁網・ロープといった漁業ごみが約 30%を占めており(環境省の調査/2016)、この漁網は海洋ごみの中でも特に自然分解されにくく、600年以上も海の中を漂い続けると言われています。
今回ごみとなった漁網を使用して、キムソンヘがシャンデリアを制作し、北谷公園に一週間限定で展示します。
本作に使用する漁網は沼津の漁師たちによって集められたもの。また、作品に使用するぬいぐるみやおもちゃは、渋谷区立神南小学校3年生が中心となって集めたもので制作します。
ごみとなった漁網を繋ぎ合わせることによって現れてくるその巨大なシャンデリアは、生まれ変わった宝船のように私たちの目の前にキラキラと浮遊し、私たちの未来にとって本当に必要なものは何か? を問いかけてくれることでしょう。キムソンヘの新作にどうぞご期待ください。