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技術とデザインの力で“逆に、わざわざ集まる” ——「技術とデザインが拓く未来のコミュニケーション」【SIW2019レポート】

開催: 9.19(木) 渋谷ヒカリエ 8/COURT

“多様な未来を考える12日間”「ソーシャルイノベーションウィーク渋谷」
https://social-innovation-week-shibuya.jp/

DIVE DIVERSITY SESSION
「技術とデザインが拓く未来のコミュニケーション」

2019年9月19日(木)18:15〜19:00
渋谷ヒカリエ 8/COURT
<登壇>
株式会社ミクシィ 代表取締役社長執行役員
木村弘毅


「ミクシィとは技術力とデザイン力でコミュニケーションの場を作ることに命をかけている集団」と語る株式会社ミクシィ 代表取締役社長執行役員の木村弘毅さん。

“コミュニケーション”は、人間の生活にとって空気と同じくらい必要なもの。そう考えるミクシィは、家族や友人、近しい人とのコミュニケーションを作り出し、その活性のための場を様々な形で提供しているといいます。



日本における元祖SNS「mixi」、大ヒットモバイルゲーム「モンスターストライク」で知られるミクシィ。それだけに“IT企業”とカテゴライズされがち。木村さんは「我々は技術だけでなくコミュニケーションをどうやって豊かにするかをデザインすることにも自信を持っている」と、生業とするコミュニケーション作りについて語ります。

現在、ミクシィはライブエクスペリエンスやスポーツなど、幅広い分野で人々のコミュニケーションを盛り上げるためのイベント開催やライブ配信に取り組むほか、ウェルネス分野にも進出しています。
“コミュニケーション”と健康はどうつながるのか?「未病状態の人が健康を維持するために運動で盛り上がれる場を作ることができれば、そこにコミュニケーションが生まれる。コミュニケーションが減ると運動量やモチベーションの低下を引き起こすことになる。だからこそ、健康維持のためにも人間はコミュニケーションを必要とする」とその関係性について説明しました。



「mixi」、「モンスト」、「家族アルバム みてね」といったコミュニケーションをキーワードにしたサービスで話題をさらい成長してきたミクシィ。成功を促進したのは、バイラルマーケティングに特化した集客戦略です。
木村さん曰く「近しい人からの情報は信頼性が高い」、話を聞いてみたいと思わせることが信頼性の高さにつながるといいます。

また世の中の技術の進化とコミュニケーションの変化については、「効率化と最適化の2つに強く振れている」という認識を示した木村さん。 効率化について、コミュニケーションは直接会うことから進化し、現在は時間を制約しないSNS型の非同期コミュニケーションに人々は利便性を感じていると語ります。
また、最適化についてはNetflixやSpotifyなどを例に挙げながら、個人の好みに最適化されたものを提供することが重視されていると語りました。
ただ、その一方でみんなで同じ場所に集まるようなエンターテインされている空間が失われつつあるのではないか、と現在の課題にも触れました。



そのような状況の中で、ミクシィではどんなコミュニケーションを作っていくのか。その答えは“逆に、わざわざ集まる”です。 木村さんは言います。「技術力とデザイン力を使って、人が集まる場を生み出す。販促の場ではなく、価値観を届けていく場であれば、熱狂を促せる。それがコミュニケーションを生みだす」と。

最後に“未来のコミュニケーションはどう変わっていくのか?”について語った木村さん。
「コミュニケーション屋としてはARには強い関心がある。新しいコミュニケーションの場で盛り上がる未来がありそう。そこに技術投資をしたい」という説明に続けて、
「便利になる反面、わざわざ集まってコミュニケーションする機会を届けたい。そのために技術とデザインの力を使う」と未来のコミュニケーションに対するミクシィの方針を示しました。

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