「渋谷計画2040」は、渋谷を成熟した国際都市にするための大きなステップとして2018年にスタートしました。ハード面での再開発の計画と実装が進む中、コロナ禍での社会の変化を受けて、人々の行動の変化や街への想いが大きく変化し、計画のビジョンやアクションのアップデートが求められています。
そして忘れてはいけないことは、渋谷の魅力的な発展には、経済活動もさることながら、文化の力が大きく影響しています。特に、ストリート、ファッションや音楽といった文化が渋谷の国際的な認知と魅力を築く中心的な役割を果たしてきました。この文化的エッセンスを維持し拡大しながら、未来の渋谷をどのようにデザインしていくかが焦点となります。
本セッションでは、改めて”国際成熟都市 渋谷”について考えると同時に、渋谷の再開発、文化の発信、そしてハードとソフトの連携などをキーワードに、多様な視点からこれからの渋谷について議論します。2040年を目標に、行政、事業者、そして地域の担い手としての市民がどう連携し、どのような方法や事例で成功を追求するのか、具体的な議論を展開します。
「渋谷計画2040 エリアビジョン委員会」の中間報告をもとに、最終的なビジョン策定へのステップを共有しながら、公開議論を行います。渋谷の更なる国際的な認知と魅力を一緒に考え、その未来像を共有していく場とします。