ベルリンに誕生する異文化交流施設「NION」とつくるシブヤの未来——筑紫Bordini遼太郎/金山淳吾

「シビックアクション/社会的連帯でつくる未来」
11月11日(水) 18:30-19:30
@オンライン配信

<登壇者>
NION Haus Neukölln CEOおよび共同創立者
筑紫Bordini遼太郎
一般財団法人 渋谷区観光協会 代表理事
SIWプロデューサー
金山淳吾

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いつの時代も、渋谷はシブヤであり続けてきました。今後、もっと未来に向けて発信する街になるとしたら、どう変わるべきでしょうか?
ドイツ・ベルリンで、持続的なイノベーション創出をスピーディに実現する場所として創設された異文化交流の場「NION」は、そのひとつのヒントになるかもしれません。創設者である筑紫 Bordini 遼太郎さんが、「NION」立ち上げの着想のきっかけから、実現に向けた困難、さらに渋谷でのNION構想を、SIWプロデューサー金山淳吾と共に語ります。

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「NION」とは、文化のインテグレーション(統合)を行なう場であり、プロジェクトです。ベルリンの古いデパートを改築し、そこに日本の多様な文化を組み合わせて展開していきます。本来、文化とはその土地で生まれるものであり、地域性によって育まれるものです。一方「NION」で生まれるものは、組み合わせの妙で生まれるニューカルチャーであり、世界文化。5階建ての建物で、フードやテック、ヘルス、Eスポーツなどのカテゴリごとに分かれた構造になっており、なかには幼稚園も併設されるそうです。

筑紫さんは、自身の実体験から異文化理解について語ります。
「文化の違いは価値観の違いでもあります。僕は9年くらい日本に住んで、その後ベルリンに引っ越しました。すると、ベルリンの荒い文化にびっくりしたんですね。どっちが良い、悪い、というのはないですが、違いを理解していくためには『EMPATHY(共感)』がかかせません」

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また、「NION」はエコシステムを徹底して考えたビオフィリアという思想を反映した建物でもあります。現在筑紫さんは、渋谷とベルリンの異文化交流を行なおうとしています。ただ渋谷において、エコシステムを大切にした設計思想やコンセプトの導入にはまだまだ工夫が必要なのだそう。
他にも、ベルリンでは様々なテック系ベンチャー企業とコラボして作り上げるスマートビル「インフララボ」も計画中。ベルリンと渋谷が手を取り合うことで、カルチャーを生み出す場所としての渋谷が新たに構築されていく、そんな未来に期待が高まります。

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