「Brand Design for Social Design 未来をつくるマーケティングへ。」
11月10日（火）18:30-19:30
＠SHIBUYA QWS
＜登壇＞
EVERY DAY IS THE DAY クリエイティブディレクター / Co-CEO
一般社団法人渋谷未来デザイン Future Designer
佐藤夏生
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 常務 エンタープライズマーケティング本部 本部長
山口有希子
レノボ・ジャパン合同会社マーケティング統括本部統括本部長 チーフ・マーケティング・オフィサー
NEC パーソナルコンピューター株式会社コンシューマ事業本部マーケティング部長
リュウシーチャウ
モデレーター：
一般社団法人渋谷未来デザイン 理事
長田新子
昨今、インターネットやSNSの普及によりマーケティング手法が目覚ましく進化しています。ここでは、パナソニックでマーケティングを行っている山口有希子さん、クリエイティブ・ディレクターの佐藤夏生さん、レノボ・ジャパンのリュウシーチャウさんという3名のトップランナーをお迎えし、マーケティングの可能性についてセッションを行っていきます。
セッションは、事前に集めた9つのキーワードに沿って進められます。
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Consumer centric
ブランドの求心力と遠心力
Purpose
Never say no to new things
BUYから、VOTEへ
Sustainability
Great experienxe
課題解決から、可能性創造へ
Force for Good.A force for growth
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最初のキーワードは、『BUYから、VOTEへ』。このキーワードを提示した佐藤さんは、購入が単なる物とお金の交換ではなく、その企業やブランドへの投票に変わってきたと言います。いまや消費者、ターゲット、顧客といった呼び方は適切ではなく、「ファン」という言い方をしている。それに対し山口さんは、「『Purpose』もそれに近く、企業が存在する意味とは何かということがより重要になっている時代。単に物を売るのではなくて、世の中に価値を提供することが大切。特に若い人はプライスが高くても社会的に意味があるものを買う傾向にある」と語ります。
欲しいものを自分で選ぶという意識、行動が近年浸透しはじめています。YouTubeがTVよりも視聴率が高いというのもそのひとつ。それについて佐藤さんは「ブランドは、昔は絶対的に権威のある売り上げの大きなものを差していましたが、今は売り上げの大きさに関係なく強いブランド、スモールストロングなブランドが存在する。パン屋やコーヒー屋などの小さなお店でも熱狂的なファンがいてブランドを確立している」と語ります。
また、「『Never say no to new things』分からないからやらないではなく、まずはトライする。新しいことに対しては基本的にイエスマンです」とシーチャウさん。「マーケティングのやり方ってものすごく変わっているから、追いつくのが大変！ 特にデジタルはまずはやってみて、トライアンドエラーを高速で回していくことで知見が積み重っていく」と山口さんも賛同します。日に新た。毎日世界は変わっているから、どんどんアップデートしていかないといけないという意識があると。
日本企業のつくるプロダクトのポテンシャルは高い、しかし、何のために作られたのかというストーリー、パーパスをもっと語っていかないとグローバルでは勝てない。「社会をどう前進させられるか」を目的にすることで、仲間が集まり、それが実現しやすくなる」。マーケティングの可能性が、物を売ることから社会を前進させること、未来をつくる仕事へと変わってきている。マーケティングがますます重要な時代になってきているのではないでしょうか。
