登壇:
2019.09.15(日) 13:00〜13:45
渋谷ヒカリエ 9階 ヒカリエホール A
#DDS
#DiveDiversitySession
#NewRules
#SIW
#武邑光裕
東西ベルリンの壁が崩壊して30年。ベルリンは今、世界のミレニアム世代が望む最高の街に選ばれ、世界で最もスタートアップが成長する都市になりました。
なぜでしょうか?
その答えのひとつが、1970年代にドイツの現代美術家ヨーゼフ・ボイスが提起した「社会彫刻」という理念の浸透です。
ボイスは、すべての人々の創造性を芸術として認め、芸術の究極の対象は社会そのものだと考えました。それは社会全体が芸術作品、または「社会的彫刻」であることを意味し、社会をより良く変えることは、社会という彫刻を作り直し、洗練させることでした。
ボイスは社会彫刻を実行するのは一部の芸術家ではなく、「誰もがアーティストであり、そうあるべき」と主張したのです。
ベルリンはこの理念が息づいている街です。
自然界の知恵である異花受粉や「蜜蜂と木の連携」、自己組織化と創発が起こるエコシステムを解説し、ベルリンのプロジェクトや最新のビジネス事例を紹介します。
ベルリンの社会彫刻から、都市の未来を探ります。
武邑光裕
メディア美学者。武邑塾塾長。京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学などで教授職を歴任。
インターネットの黎明期から現代のソーシャルメディア、AIにいたるまでデジタル社会環境を研究。
2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたて―デジタル・アーカイヴの文化経済』(東京大学出版会)で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。2017年、Center for the Study of Digital Life(NYC)フェローに就任。近著に『さよならインターネット―GDPRはネットとデータをどう変えるのか』(ダイヤモンド社)、『ベルリン・都市・未来』(太田出版)がある。
現在、ベルリン在住。
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